瀬戸内海で狙うコブダイ釣り / カンダイ 兵庫県

これは2015年の1月と2月に淡路島にコブダイを狙いに行った時のお話。

曖昧な記憶から引っ張り出してくる為、

少しおかしなところもあるかもしれませんが、

楽しんでくれたら嬉しいです。

コブダイはどんな魚?

とてもかっこいい

名前の通りコブのでてる鯛…ではなく、こんな顔してベラの仲間です。

ナポレオンフィッシュことメガネモチノウオや、掃除屋さんとして有名なホンソメワケベラなど、ベラはとても種類が多く面白いグループ。

生まれた時は全てメスで、

成長していくとその中から性転換しコブが発達してオスになる個体が出てくるんだそう。

このコブで俺のが強いんだぞー!とオス同士でアピールするらしいので、ある程度の数が性転換するみたいですね。

広島県、宮島水族館にいた個体

上の写真を見るとバケモノみたいに写っていますが、ダイビングで人気者になるなど、大人しくて人懐こい魚です。

水族館で見てかっこいいなーと思っていた魚で、眺めていた頃は自分が釣りにいくだなんて全く想像もしていなかったのですが、

某SNSで釣っている人を発見。

え?コブダイって釣れるのか!!!

と、当時かなり衝撃的でした。

2015年と言ったら僕は海釣りのうの字も知らなかった頃。

それも、年末年始に海の某魚にコテンパンにやられ、海釣り難しいイメージがとても強かった時期。

「釣れる気がしない…ポイントを聞いて行った方がいいのかな……」

海の魚に対し、今では考えられないほど弱気だった私はそのSNSにアップしていたO氏に連絡、色々と教えてもらうことにしました。

しかし、

「すみません、ポイントは教えられないです、でも淡路島で釣りました」

とO氏。

そりゃそーだ、私でも会ったこともない人にいきなりポイントを聞かれたら絶対に教えないと思う。ごく普通のことです。

その代わり、と餌や仕掛けについて色々と教えてくれました。

めっちゃ良い人!!!

でもすみません、当時言われたこと、全然イメージできてませんでした(笑)。

この頃は初心者すぎて、

ぶっ込み釣り?フカセ釣り?

全然わかんないけど、餌つけて投げれば釣れるっしょ!!というそんなノリでした。

よくわからないけど、とりあえず週末行ってみることに(笑)。

ここで初めてぶっ込み釣りをすることになります。

淡路島は広い

地図で見たら大したことなさそうだったけど、行ってみたら広かった

行けばすぐに良いポイントに入れるかなーと思っていたのですが、世の中そんなに甘くない。

着いてみて気づいた。淡路島、広くね?

ポイントをどうやって絞っていこうか…。

そこからわからない。

困ったら漁港!誰かしら人もいるだろうし。

って事で適当に寄った漁港にいた人に声をかけると、

「コブダイ?どこでもいるよ!この前も釣ってる人いたよ。」

マジですか。

そんなにいるんですか。

というかコブダイ知ってるんですか。

そんなに地元で馴染みのある魚なら、

これは楽勝だわー!と漁港内を散策。

船の下や、ゴチャゴチャしたところの脇など、とにかくあちこちにいるらしい。

姿さえ見れれば後は餌を置いときゃ食うでしょ〜なんて思っていましたが……

全く姿が見当たらない。

嘘をつかれたのか自分の探す能力が低いのかわかりませんが、

片っ端から回れば1ヶ所くらいいるでしょ〜なんてふわふわした気持ちでナビを見ると、、

淡路島、漁港がとても多い。

島の上の方だけでもかなりの数。

こりゃ足で稼ぐしかねーな!!と片っ端から漁港へ。そしてそこいる人に声をかけまくりました。

「島の反対側の漁港で釣れているのを見た」

なるほど!!!

と言うので逆側に行けば今度は

「反対側でクロダイの外道で釣れていたよ。」

…どっち!!!!!!!!笑

島中の人が私をハメにかかっているのか、

或いは全員嘘つきなのか。

ファイナルファンタジー6のゾゾ村を思い出します。

やはりどこにでもいるのでしょうか?

しかしこの土日かなりの場所を回ったものの結局姿を見ることは出来ず。

2日間走りまくった挙句、そのまま帰路につくことになりました……。

そんなものですよね。。

リベンジ?いくよね。

諦められない私は

2週間後、再び淡路島へ。

埼玉から向かうには少し遠い気もしましたが、

でもコブダイが見れるかもしれないと思ったら苦ではありませんでした。

しかも今回友人に声をかけたら行くとのこと。

この友人と初めて一緒に釣りするんだけど、こんな釣りでいいのかな(笑)。

そしてただでは起き上がりません。

前回の釣行で、絞ったポイントは3つ。

・コブダイの巣があると言われた場所

・この前掛かったけど切られたという場所

・なんとなくピンときた場所

なんとなく粘るならこの辺だなと(雑

どこから行くか迷ったものの、

とりあえずコブダイの巣のポイントへ。

夏だと餌付けしたコブダイが泳ぎ回っていたと聞けばこりゃ釣れるでしょ〜と。雰囲気も良かったし。

………釣れない(笑)。

朝から数時間粘ったものの、アタリすらなし。

姿も見れないし、

このままだとダメな気がしたので移動。

2ヶ所目

なんとなくピンときた場所へ。

到着すると既に竿を出している人が2人ほど。

向こうから声をかけてくれたので話してみると、

2人ともコブダイ狙いできているのだとか。

この魚狙うなんてマニアックだなーと思っていたら、このお二人(SさんとNさん)はOさんの知り合いなんだとか。世の中は狭い(笑)。

と言うことは実績ポイントなのかな!?一気に期待が高まります。

すぐに準備をして

1人2本ずつ、全部で8本の竿がズラーッと並び、

このうちのどれかに掛かってくれたらいいな…なんて待っていました。

私の仕掛けはPE6号に親子サルカン、

そこからリーダー95lbに20号のコイ鈎。

オモリは確か20号くらいだったと思います。

Oさんから餌は牡蠣でやったよ!と思えてもらったのですが、

じゃあ違うのでやってみようとカニを使用。

Oさん親切に教えたくれたのに本当スミマセン。。笑

前回漁港で話した人たちもクロダイの外道で釣れてるって話をよくしていたので、

カニで間違いないな、と確信はしていました。

しかしポイントには相変わらず全く魚っ気がなく、

他に何か釣れるか?と聞かれると小魚すらちょっと厳しそうな感じ。

コブダイ、本当にいるのかな?なんて思って覗き込んでいると時々コブダイらしき魚影も確認できました。もしかしたら食ってくるかもしれないと思うとドキドキです。

そして時はきた

数時間経った頃、

先に竿を出していたSさんの糸がスーッと。

これは…と、

しばらく流したあとにSさんフッキング!!!!

コブダイですかーー!?

と思ったら全く走らない。

ゴミでもかかったか、あるいは根に潜られたか。

コブダイは根に突っ込んでそのまま出てこないこともあるんだそう。

一瞬だったな…なんて眺めていると後ろから、

まっきぃさん!!糸でてます!!!!

!?

急いで自分の竿に駆け寄り確認。

確かにでている。

少し待った後にフッキング…!!!

…も、こちらも走らない。

根にもぐられたのかな?

よくわからんなーと思っていたら、

私の糸先にコブダイが見える。

いるじゃん!掛かってるじゃん!!

なんで!?なんで動かない?汗

状況が読めないままいると、

オモリが引っかかってるんじゃない?

オモリなんて切ってしまえ!!バレるぞ!!と言われて焦るも、何度煽ってもそういう感じではない。。

不思議だなーと思っていたら、

突然スルスルスル……っと上がってきました。

????

状況も読まぬままとりあえず巻く。

間違いない、コブダイ!!

きたーーー!!

そこそこいい大きさだったので若干苦戦しつつも

友人とNさんに手伝ってもらいなんとかランディング!

やった!念願のコブダイ!嬉しい!、、

やったー!かっこいい!本当にコブダイ釣れちゃった!

友人とNさんとコブダイで大盛り上がり!

でかい!かっこいい!すごい!

ハッとして、Sさんどうしたろ?と見てみるとこっちを見て笑っている。

どうしたんだろ?と思ったら、

口元見てみぃ?と一言。

言われるがまま口元を見ると……

なんと針が2つ掛かっている!

そう、Sさんと僕の針が同時にヒット(笑)。

どう言うわけか、器用に2人の餌を食べた様子。

僕とSさんは一番端と端。どうやって食べたのかは謎でした。

おそらく流れとしては、

Sさんの餌を食べた後に私の方に移動、

私の餌を食べた段階で先にSさん掛かっている事に気づきフッキング→どうやら根掛かり、

その後僕もフッキング両方から引っ張っているし根掛かりしているしで動かない→Sさんの根掛かり外れる、

Sさん違和感を感じて緩める→僕釣り上げる

という奇跡のシチュエーション(笑)。

この状況には全員大笑い。

「これ、誰が釣ったんですかね?」

「いいんじゃん?みんなで。笑」

というわけで4人全員ハッピーになった1匹でした。おちゃめすぎる(笑)。

面白い事も起きるものですね。

鈎がかかっている事に気付かずに次の餌を食べるなんて想像できませんでした。

あれだけ厚くなっていると痛点も鈍いのでしょうか?

1つだけ心残りがあるとすれば、

最初のツッコミがどれくらい引くのか体験してみたかった。笑

まあでも、来た甲斐がありました。

なかなか無いシチュエーションに、

普通に釣るよりも思い出深い1匹となりました。

淡路島、思い出の1匹!

気になるコブを触ってみると……ぷるぷる(笑)。

なんかおっぱいみたいだな、なんて笑いながらみんなでペチペチ触っていました。

完全に不審者集団ですね。

釣り上げたんだし持って帰っていいよ、との事で、ありがたくコブダイを持って車へ。

抱えながら歩いていると、歩行の振動に合わせてコブが揺れている。

めっちゃおっぱい(笑)。

いかつい顔の割にとても愛嬌のある可愛い魚でした。

その後、私達は移動しましたが、

SさんNさんはもう1匹釣れたと連絡があり、あそこそんなにコブダイいるんだ、と驚きでした。

ちなみにここのポイント、冬場は殺伐としていましたが、夏にも気になって寄ったところ、餌なしのサビキを落としても釣れるくらい魚影が濃く、身餌を落とした日には秒殺されました。

ゆっくり待って狙うのであれば、やはり冬に狙いに行く必要がありそうです。

胃袋には大量の砕けた貝殻と魚も入っていたので、ルアーでも釣れない事はないのかもしれません。

暇な人いたら誰か挑んでほしいです。

さて食べるぞ

ちなみにコブダイ、

冬場はかなり美味しいらしく寒鯛(カンダイ)なんて呼ばれています。

食べきれないほどの量

これがとても美味しかったです!

刺身でも唐揚げでも

何故かコブの画像はありませんでしたが、

コブ自体には脂が詰まっており、

生で齧るとヌチャヌチャと未知の食感&まずい。

ならばと焼いてみたらホルモンみたいな味がしました。脂もダラダラ垂れていました。

でも焼いたら結局美味しかったです!

数年前の出来事でしたが、忘れられないこの1匹。こういう出会いがあるからやめられませんね。

楽しい冬の、釣りの思い出でした。

色々と教えてくれたOさん、

ご一緒してくれたSさんNさん、

ありがとうございました!

兵庫県 淡路島より、コブダイ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。