小笠原諸島に行ってきた その4 / ウミガメを食べてみた

とてもお金がなかったのですが、
小笠原に行ったら食べてみたいものがありました。


それがこのっ
ウミガメ!!!

淡水カメにはない魅力たっぷり




当然保護されているので、野生個体を捕まえて食べたら捕まります。
あくまで小笠原にはウミガメを捕まえて食べるという食文化があり、その枠が設けられている為に食べられます。
探せば本州でも食べられる場所もありそうですね。



いつだったか、ウミガメの食用枠で設けられているウミガメの売買権を使って
ペットルートで販売、イベントに持ち込んだことでかなり話題になったこともありましたね。


爬虫類界隈では昔子亀が流通した事もあったとかで、
業界歴長い方はそんなに驚かなかったようですが、
最近の方からしたらかなり衝撃的だったのでしょう…。


まあでも、生体サイズみたらまず飼いきれないだろ!!
と思うと思いますけどね。
しかも海水で飼うことになりますし、
水族館展示ですら持て余してんなーというところありますし。


甲羅に体隠せないくらいムキムキに筋肉発達する生き物が
両手で抱えてやっと持てるくらいの大きさ、
下手するとそれ以上になるものを
一般家庭で飼えますかね?
しかも捕獲圧に弱い生き物でもあるわけで、
きっと日本に二人いないような方に向けての販売なんでしょうけど、
見て密漁とかし出す人が現れないといいですね。


まあでも、今回のスポットに当てるのは飼育ではなく食。
食レポはいつものことだと思うので期待しないでください。。




僕のお気に入りは波食波食(ぱくぱく)という食堂。
他にも行きましたが。



いたるところで新亀入りました!!という看板が出ていました。


新亀という表現!小笠原に来なかったら目にすることなく人生を終えた事と思います。

お刺身定食を頼んでみた




ウミガメのお刺身定食。




以前、カミツキガメやワニガメを食った事ありましたが、 味としてはかなり美味しかった。
カメ=美味という印象が強かったので、海にいるカメがどんな味するのか非常に興味があったんですよね。


小笠原ではお刺身や煮付けで食べられているそうで、
カミツキもワニガメも刺身では食べたことがなかったので、味の想像がつきませんでした。


見た目はクジラ肉とかに近い。





生姜醤油につけて食べてくださいと出てきたのは
半冷凍のお刺身。
口に入れるとシャリシャリしています。


あまりにも半冷凍すぎて、
もう少し待って溶けてから食べれば良かったかな!?と思うくらいでしたがもう手遅れ。
冷たかったです。


食感はしっかりしていて、噛みごたえがありますが…
味は…しない!?


これといって味もせず、醤油と生姜が口に広がっていきます。


こういう自体を恐れて醤油はかなり少なめにつけたんですけどね。



僕の味覚がイカれているのもあるとは思いますが、
ウミガメのお刺身は特に味がしない。
食感は魚系に近いような印象でした。
ああ食レポになってないじゃないか。


食レポが残念すぎるので煮付けもいってみた



お次は茶里亭という結構有名らしいご飯屋さんへ




ダイビングで仲良くなった方からのオススメで行ってみたのが茶里亭というお店。
食堂というよりは飲み屋に近い感じです。


店内の雰囲気はかなりよく、
団体のお客さんで賑わっていました。
カジキいいね。




そしてとりあえず入ったらなんか飲み物頼め的なプレッシャーを感じたので、
島レモンサワーを頼みました。


酒に弱い私な上、疲れが溜まっていたのもあって二口でドッ潰れました。


お通しもなんかわからんけど美味しかった




調子にのって、
酒、ウミガメの煮付け、とれたてお刺身などなど頼みすぎた





マジでお金がなかったのに、
調子にのって頼んだが為に一泊分くらいの金額になってしまった。
これだから飲み屋は怖い…(基本行かない人)。


いや文句言ってないで本題に入りましょう。

これがウミガメの煮付け




酔ってようがなんだろうが好奇心は抑えられないのでウミガメの煮付けを注文。


思ったよりも少しとろみみたいなものが付いていました?
油がすげえ!!


食べてみると肉じゃがみたいな、でもなんか違う味がしました…。



美味しい!けど何っぽいかわからない!←


肉じゃがっぽかったです!!!

匂いは絶対肉じゃが系!


まあなんか、刺身にしろ煮付けにしろ
そんな曖昧な味でした。
小笠原にきたら食べなきゃ!!とは僕は特になりませんでした。
一品800円とかするし…。汗


ま、気になる方は食べてみてください!(投げやり)


ゴーヤの天ぷらと島の塩



も一つ島っぽいのいっとくかってことで、
ゴーヤの天ぷら島塩添えとかいうのを頼みました。(本題から逸れていく)





にがい!!!!




酒が進む味でした!
(既にこの時酒は空、ぶっ倒れそうだったので水もらってましたが。笑)
塩もつけすぎるとしょっぱいので注意が必要です。




どうでしたか、もう食レポはやめたほうがいいのかもしれない。


ウミガメはとくに食べたい!食べたい!となるほど美味しいものでもなかった印象でした。


小笠原ではウミガメが身近にいたため、
そして簡単にとれたために食用としての文化があるようですが、
捕獲圧がかかりすぎてこのまま絶滅してしまうのでは?という時期もあったようです。
親亀がいないから孵化したての子亀を食べてみたり、
浮いてる若亀まで取り尽くそうとしたり結構恐ろしいものがあります。。


このままではマズい!と規制をかけた際も
いきなり厳しい枠が設けられたりしていたようです。
ウミガメを食べる歴史を追っていくと
取りたい人と守りたい人とで結構揉めたのでは?というような背景が見てとれます。


これは現在の日本の漁にも共通の事ですが、
生き物の漁って、
鉱石を取るのと違って再生可能な資源なんですよね。


減ってしまっても、
しばらく適切な規制をかければ増える。
そして適切な量をとるという事を繰り返えしていけば
半永久的に利用可能な資源になり得るわけです。


それを一時のお金儲けや流行りの為に食いつぶしてしまうのは流石にどうかと。
もう21世紀ですよ。
昨今ではウナギやマグロなんかが話題になっていますが、
こういうウミガメ漁からなんかも明らかなわけで、
しっかりと対策をしていっていただきたいですね。



相変わらずろくな食レポができませんでしたが、
個人的にはウミガメは眺めていればいいやーという結論でした(笑)。



アオウミガメの白化個体




ちなみに小笠原海洋センターというところに行ったら
アオウミガメの白化個体が三頭もいました。


噛み合ったりしていたので一緒に飼っていて大丈夫か!?という一面もありましたが。。


アカウミガメ、アオウミガメ、ベッコウ他、
子亀なんかもたくさん見れ、
小笠原でのウミガメの歴史も展示されています。
気になる方は是非訪れてみることをオススメします。

何より無料ですし(笑)。

ウミガメの赤ちゃんの可愛さは異常ですよね。




毎度ろくな記事にできないので
書いていてもモヤモヤするのですが、
まああんな時もありましたなという日がくることを願って
投稿していきます!

つづく




小笠原諸島に行ってきた その1


小笠原諸島に行ってきた その2


小笠原諸島に行ってきた その3


小笠原諸島に行ってきた その5


小笠原水産センター(水族館)に行った

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