マダラエイを釣った日から一日遡り滞在3日目、
この日は小笠原に到着してから2度目のダイビング!
天気が良ければケータへ遠征し、
回遊魚たちを観察する予定でしたが…
残念ながら台風の影響でウネリが強く
ケータまで船を出せずでした。
かなり楽しみにしていただけに残念!
天気には勝てませんね。
なので初日同様、比較的近場で潜ることになりました。
それでも小笠原の海中ですよ、とても楽しみです。
ボートから再び海へ
ボートで走っていても、
場所によっては波が高く
ポイント選びも結構悩まれていたようでした。
いくつか回って、大丈夫そうだ!ということで再び海へ!
そして潜ってすぐに現れたのは…

ホワイトチップ!!
みんながバシバシ写真を撮っていたのが印象的だったのがホワイトチップことネムリブカ!
海水浴場にも現れるとかで駆除までされているそうですが、
基本的には大人しいサメです。
この時もボ〜っとしていて、
近づいて行ったらスーッと泳いで行ってしまいました。

囲まれて写真を撮られまくるサメさん
確かにこのクラスの大きさの生き物を海中で見ると興奮しますね!

チアリーダーみたいなカニ
こちらはキンチャクガニの仲間です。
両手についたボンボンのようなものが
めちゃくちゃ可愛いですね(笑)。

何気なく覗き込むと
そこには憧れの!!
リュウキュウヤライイシモチ!!
この手の仲間の最大種!
牙が生えているのもかっこいいのですが、
なんとこの魚、卵を口に咥えて親が守ります。
牙は邪魔じゃないのか?笑

テングダイの群れもいました。

ハタタテハゼがたくさん!
初めて飼った海水魚がこのハタタテハゼだったので、
ものすごく思い入れがあって、
見つけるとついつい写真を撮ってしまうのですが、
こんなにたくさんいるのは初めて見ました!
だいたいポツポツといるイメージだったのですが、
結構な数がまとまっているものなんですね。

再びユウゼン!!
やっぱり綺麗ですね〜たまらない体色をしています。

ミスジチョウチョウウオ
ユウゼンとほぼ同じ構図(笑)。
ユウゼンもチョウチョウウオの仲間なのだな〜と思わされますね。

大きいものだとアジアコショウダイ!
結構な数が群れていました。
近くで見ると結構迫力があっていいですね〜!

マクロではイソギンチャクモエビ
我ながらよく見つけた…(笑)。
パッと見ではイソギンチャクと柄が同じすぎて、
というか見つけてからも結構見失うレベルでそっくりなので、
発見した時は発狂しました!(ボコボコボコ…)

ツバメウオの群れ
これもとても綺麗でした。
こんなに群れているものなんですね!
そして色々と見れた中でも結構衝撃的だったのが
何気なく見つけたこの魚…。

太い…そして見たことない柄。。
よく見るとウツボっぽかったので写真を撮っておいたのですが…

可愛い(笑)。
このあとそっと奥に隠れてしまいました。
種類がわからなかったので、
詳しい友人に聞いてみたら
モヨウキカイウツボではないか…?とのこと。
琉球列島では確認されているものの、
もし本当にモヨウキカイウツボであれば
小笠原諸島では記録にないので初記録になるのだとか、、。
え、、すごくないか…?汗
とはいえ、ダイビング中だったので捕獲したわけでもなく、幻の1匹ということになります。
とんでもないのを見つけてしまったーー!!と舞い上がりつつも、
僕みたいなのがちょっと潜って見つけられるレベルですよ。
きっと調査が進んでいないだけなんだと思います(笑)。
どんなヤツなのか少し調べてみると
琉球列島ではダイビング中よりも貝なんかを探している時に見つかるような、
結構浅場にいるような事も書かれていました。
が、こいつを見つけたのは水深18m〜くらいのそこそこ深いところ。
どうなんでしょう、本当にモヨウキカイウツボなのか…?
写真が数枚しかない為同定も難しいのでハッキリと断言できないのがなんとも(笑)。
常々変なのを見つけたらとにかく多角度から写真を撮っておこうとは思っているのですが、
実際に遭遇すると舞い上がってしまって
肉眼で観察していると消えていってしまうんですよね…(笑)。
それでも数枚でも撮影していてよかった!
こんな出会いがあるの小笠原ポテンシャルは半端ないっすね!
今回は台風の影響でウネリが強くケータまでの遠征ができず残念でしたが、
それでも素晴らしい世界を見ることができました。
小笠原に行った際は海へ潜ることをオススメします!
どんなステキな生き物に会えるかわかりませんからね!
つづく
小笠原諸島に行ってきた その1
小笠原諸島に行ってきた その2
小笠原諸島に行ってきた その3
小笠原諸島に行ってきた その4
小笠原諸島に行ってきた その5
小笠原水産センター(水族館)に行った