乗鞍岳、飛騨山脈(北アルプス)に位置する山々の総称ですが、この山の最高峰、剣ヶ峰に登ってきました。
日本百名山全てに登りたいぜ!!と今年夏に思い立ったのに、どれも天候に恵まれず未だ登頂ゼロという残念な感じでした。
が、この日は晴天。今度こそ!
そもそも何故山に登りたいか、と思ったかというと、
そういえばニホンライチョウ見てみたいな、と思ったところから。
子供の頃にちょっとした思い出のある鳥類なのですが、
実物見たことないし見れないかな?なんて
色々調べ始めたら登山も面白そうだなあ、と(笑)。
どこだかの動物園でスバールバルライチョウは見たことがあったのですが、
日本のやつも見てみたい!できれば野生の姿が見てみたい!
調べていくうちに段々と山の世界も面白いな、と思うようになり、
今までよく行っていた水辺とは全く違った世界を知りたいな〜というのがキッカケです。
ただ僕は山運がないのか、登ろうと決めた日は天候が崩れること多数で登れずというような感じ。
ここ乗鞍岳も3回目の計画となります(笑)。
乗鞍岳はライチョウも生息している山なので、
登山をしながらあわよくば見れるんじゃないか!?ということで行ってみることに。
山自体3027mと3000m級の山ながら、
2700mまでバスが出ている上に登山道もしっかりとしていて登山レベルとしては初心者向けの山。
今回初登山という友人も誘って行ってきました。

駐車料金無料のバス停から向かいます。
朝はかなり空いていたのですが、
気づけばとんでもない長蛇の列。
天気の良い日は早めに並ぶことをオススメします。

これでもバスが二台きたあと
このバス停から1時間かからないくらいバスに揺られ、
徐々に変わってゆく景色を楽しみながら進んでゆき終点・畳平に到着します。

畳平
既に景色が良すぎる!!!
ここからいくつかルートと目的地があるのですが、
とりあえず僕らは山頂の剣ヶ峰を目指すことに。
目指しながらあわよくばライチョウいるんじゃね!?
という甘い考えのもと僕らは足を進めました。

さすがにひんやりした空気
天気が良いのと、前日は大雨で交通規制の為バスが出なかったのもあってか、
物凄い人いました。

一面ハイマツが!!
このハイマツの下にライチョウが隠れたりするそうで、
友人と共に探しながら山頂へ向かいます。
ハイマツも高山にしか生えない植物なので、これを見られただけでも結構来た甲斐がありました。
なんでも氷期に北方から南下してきて、その後温度の上昇と共に高山に閉じ込められた氷河依存種なんだそう。
なんだかロマンがありますね。
空気が薄いので登りながら探すのはちょっとシンドイながらも、
生き物探すアンテナはビンビンです(笑)。

イワヒバリ
そんな中、友人が鳥を発見!
ちょっとわかりにくいですが、写真中央にいます。
こうやって見るとちゃんと保護色になっているんですね。
しばらくはハイキングコースか?というほどなだらかな道が続き、後半になり少し急勾配の道になります。

途中からゴロゴロとした岩が増えだします。

空が綺麗!
登っている最中は苦しいですが、
振り返って辺りを見渡すと景色がとても綺麗です。
ここまでは順調に進んできたのですが、
なんと山頂付近で大渋滞!

大渋滞…
そりゃ前日バスが出ず、
当日絶好の登山日和となれば混みますよね。
10分くらいで上がれるところを1時間以上かけて登頂。
上で記念撮影をする列ができてしまったのと、
二股の登山道を両側から登っていく列ができてしまった為、全く進まなかったよう。
それでもようやく、日本百名山初登頂!!
めっちゃ嬉しい!!

ようやく1/100(笑)。

すごい眺め!!!
人が多いので見て回るのは少し大変でしたが、
大パノラマの景色は登った甲斐がありました!

海は広いなーと思ってましたが、空は更に広かった!
周辺も有名な山がたくさんあるので、
あれは◯◯山、あれは◯◯岳…なんて言ってる方もいましたが、僕はさっぱりでした…(笑)。
わかるようになるともっと楽しいんだろうな。
登りながらちょっとずつ勉強していき、
そのうち詳しくなれたらなと思います。
しばらく景色を楽しんだあと、
帰りも降りながらライチョウを探します。
も、見つける事は出来ず。
一回売店に戻ってご飯を食べてから再びお花畑周辺を探しましたが、
時期も終わっているので花は皆無。
ただただ疲れて帰ってきました(笑)。

こういうのを食べていたりするのかな?
ライチョウは見ることが出来ませんでしたが、
羽が落ちていたり、なんとなくいる雰囲気は感じれました。

ハイマツの松ぼっくり
ボロボロにしたのは誰だろう?
次回は春に立山あたりにも足を伸ばそうかなと計画しています。
いつか会えるといいな、ライチョウ。

乗鞍岳も高山植物の生える時期にまたきたい
コースタイム
登り:畳平〜山頂 剣ヶ峰2時間30分(山頂周辺渋滞のため)
下り:1時間10分