令和元年富士登山 / 静岡県 富士山 御殿場ルート

日本人なら知らない人はいないんじゃないかというほど
知名度も標高も高い山、富士山。
日本百名山にして日本三霊山にも数えられていて、
日本人のみならず、外国人観光客の方も
結構登っていたりもします。


初めて登ろうと思ったのは2011年。


当時、「唯一登った山が富士山だけ」ってカッコよくない?
という中二病満載な発想で登ろうとしました。
まだ若かったので笑い話ですが、
これ30過ぎて言ってたら結構ヤバいななんて今では思います(笑)。


登りたい!と思ったら即行動!なんですが、
当時接客業で休日の指定ができなかった事と
2連休が存在していなかったのでなかなか挑戦する機会がなく、
弾丸でいこうとすると天気が悪くなり登れないというのが続きました。


それから数年して、
仕事を変えてからは計画を立てて登れるぞ!と思い
何度も計画を立てていたのですが、、
毎年8月後半に予定を組み大体台風で流れる…というのを繰り返すことに…(学習能力がない)。


そして去年2018年、
9月の1週目の土日で吉田ルートで挑むも…生憎の悪天候。
それでも気合いで行けるだろ!と登ってみたものの、
吉田ルートの9.5合目、
登山道の最後の山小屋である御来光館(標高3450m)まで上がったところで、下山する事を促される…
「これから雨も風も強くなるし、当然ご来光は見れない。
山は逃げないからまた来たらいいと思いますよ。」
と言われ、確かにこのまま登頂できても、
達成感よりも辛さのが勝る気がする…という事で下山しました。


ご来光絶対見れない感




結果的に正解だったと思うし、
この時一人ではなかったので、
良い判断だったように思います。


視界は雨風でほとんどなかった




この時に山や自然の過酷さ、
登山って一歩間違えば死ぬんだなーというのを改めて実感しました。
登ったら登っただけ自分の足で
降りてこなければならないですからね。


ただ、そこに行かないと見れない景色というのは確かにあって、
標高が下がるにつれ風が弱まり(山頂に比べ風を周りが受けてくれるので)、
雲に覆われつつも迎えた日の出はとても綺麗でした。


写真では伝わらない綺麗さ




これを山頂で晴れている時に見れたら
さぞ綺麗なのだろうなあと
来年こそ登るぞ!という気持ちは大きくなるばかりでした。


そして今年2019年!
既に登った事のある人数名からアドバイスをもらい、
登るなら7月中に登った方がいい!という事で
絶対7月中に1度は行こうと決めていました。
台風が来てしまうともうどうにもならないですからね(笑)。


この時ちょうど三連休、
使っている釣竿ブランド・モンスターキスの集まりが
琵琶湖であったので、
これは埼玉から滋賀県に行くついでに登れるぞ!と急遽行くことにしました。


天気予報では土曜日午後から雨、
結構荒れるようだったので、
仕事終わりにそのまま向かい、
夜10時から登ることにしました。



富士山に登るルートは4つ存在し、
山梨県側から登る
・吉田ルート(一番簡単)
静岡県側から登る
・富士宮ルート(一番短い)
・須走ルート
・御殿場ルート(一番長い)


各ルートの大まかなルートタイムが、
・吉田ルート
登り6時間10分
下り3時間30分
剣ヶ峰まで+1時間30分

・富士宮ルート
登り5時間30分
下り3時間50分
剣ヶ峰まで+35分

・須走ルート
登り6時間50分
下り3時間20分
剣ヶ峰まで+1時間30分

・御殿場ルート
登り8時間10分
下り4時間20分
剣ヶ峰まで+35分

となっています。


去年は一番簡単な吉田ルートだったので、
今年は一番難易度の高い御殿場ルートで登る事にしました。
標高差2300m、距離にして17.5kmだそうです。
ルート自体が長く、徐々に標高が上がっていく為に高山病にはなりにくいそうですが、
長い登山ルートは健脚向き。
先週も富山県の立山3015mに登ってきたあとで
軽く足がだるかったのですが、ノリで行ってみました。


登山道入り口の鳥居




ちょっと怖いですね(笑)。


準備体操をしてから登っていきます。
しばらくはのんびり上がっていくのだろうなーと思っていたのですが、
いきなり砂の急斜面が続きます。


月や星も出ていて天気は良さそう




最初は長いだけで大したことないんだろうなという期待は崩れ去り、
かなりハードな道が続きます。


ふかふかになった砂は靴が沈み、
思うように前に進みません。
それでも一歩一歩確実に、
自分のペースを守りながら進みます。

この看板が見れる頃には無事太ももが死亡




おにぎりを食べてエネルギー補給




昼間と違って夜は余計な物が視界に入らないので
コツコツと前だけを見て登っていけますね。
昼間だとあまりの坂に気持ち的にやられてしまったりするのですが、
ソロ勢として夜は結構いいかもしれないなと思いました。
辛いから登りはあまり景色も楽しめないし(笑)。


そして7合目




つりそうになる足を騙し騙し、
何故先週3000m級の山に登ったんだと自分を恨みつつ
一ヶ所の筋肉ばかり使わないように上手く分散させて登って行きました。


あと1時間半…




あちこち山を登ってきましたが、
やっぱり富士山は違うぜ…とあまりの長さに震えつつ
とにかく一歩一歩進めます。


途中うっすらと明るくなってきました。


ご来光見れそう!




無事御殿場ルート登頂…!




も、なんと山が邪魔してご来光が見れない(苦笑)。


しっかり下調べをしていかなかった自分が悪いのですが、
御殿場ルートからあがると
ご来光は8合目か、山頂だとちょっと回る必要があった為、
ご来光は見れませんでした。
こういうのちゃんとできる大人になりたい(笑)。


山頂にある神社




お参りを済ませ、
隣の山小屋で少し休憩します。


山頂はかなり寒いので、防寒対策はしっかりした方がいいです。
スタートこそ汗だくになりますが、
後半はペースも落ちますし(下に比べて急勾配なのでどうしても一歩が小さくなります)、
軽装でくるとあとで後悔すると思います。


一杯600円するコーンスープ。高いけど暖かさが沁みる。




まだ最高峰には到達していませんが、
自分を追い込む意味でもここで登頂証明証を購入


登頂毎にピンバッチも集めてます。
これで7つめ。




そこから更に上、
富士山最高峰の剣ヶ峰を目指します。


あれか…




かなりしんどかった足も、
不思議としばらく休むと回復します。
人間の体ってすごい!


ここもかなりの急勾配、
余裕がなさすぎて写真を撮っていないのですが(笑)、
太ももがつりそうになり、
結構しんどかったですが、
距離的には大した事なかったので
ちょっと頑張ればいけます。

渋滞がすんごい




この日はそこそこ天気が良かったのもあり
山頂周辺は大渋滞。


金曜日の夜から登ってこれだと、
土日はかなり混みそうですね。


気象観測所
今は無人ですが、昔は有人だったのだとか。




ガイドさんが、
「ここの観測所は昔は有人だったので、
冬でも登って観測しにきた人がいました。
冬場のこの坂はツルツルで非常に危険です。
その頃ここでは怪我人がでないんですよ、
何故だかわかりますか?
滑ったら死ぬからです。」
ってすごくブラックな事言っていて昂まりました。


そんで無事登頂。




ここが日本で一番高い山…3667m!
令和元年でなんだか縁起もいいし、
挑戦してよかったーー!!!!


去年から登山を始めて8座目、日本百名山登頂6座目。
正直登っている最中の富士山の景色って
他の山に比べて面白くはないんですが、
それでも富士山ならではの達成感がありますね…!
一番しんどい御殿場ルートというのもあるのでしょうか。


しばらく景色を見て感動を噛み締めつつ、
午後からの悪天候に備えて下山を開始します。
天気が良ければお鉢巡りもしたかったですが、
無理せずまた今度。


火口もあるよ




焼印をしてもらおうと思ったけど、山頂焼印は吉田ルートの方でした




剣ヶ峰から降りるときの景色。
下りはカカトから体重をかけていくといいと山好きの友達が言っていた




行きはハードでしたが下りは結構得意。
通常ペースで3時間半〜4時間の道のりです。
勝手な統計ですが、
採集好きの人って下りめっちゃ早くないですか?
瞬時に足をつく場所を判断して
スバババババって下りていきますよね(多分僕も)。


景色がいいんですよー




登山をしているというと、
何故辛い思いをして登るのかわからないとよく言われますが、
とにかく空気も景色も綺麗で、
一回登れば自然が好きな人はハマるんじゃないかなと思います。
綺麗な川の流れを眺めるような、
言葉では表現できない癒しがあります。





かなりのペースで下りてきたので結構すっ飛ばしますが、
上の方では植物が少ないので。
植物が生えているのを発見してちょっとホッとしました。


御殿場ルートの下りは砂走りといって、
7合目からふかふかの砂の急斜面を
一気に下れる場所があります。


砂走り




ここでは砂避け用にゲイターがあった方が絶対にいいです。
スニーカーで下っている人もいましたが、
中に砂が入ってくるのかかなり大変そうでした。


だいぶ下りてきた




そしてゴール!




駐車場まで無事下山できました。
なんと下山タイムは2時間。
通常のペースの半分ってどういうこと?笑


寝不足もあり、山頂付近ではヘロヘロでしたが、
日本人として一度は登っておくのもいいのではないでしょうか。


2011年に登ろう!と思った時に買った本




2011年から9年!
というか実際には初富士登山は去年が初だったので、
行動を起こすのに8年かかっただけ。
9年っていうと凄そうですが、
登山グッズを買うのも含めても実際数日しか活動してないんですよね。
これは最近の釣り界隈の謳い文句にも言ってやりたいのですが、
何年越しの…ってあんまり信憑性ないような?
いや…また敵が増えるのでやめておきます…(笑)。


さて、ウチの父親も富士登山は一度登頂しているので、
父を超える意味でももう一度は登りたいなあと思います。
いつか自分が父親になった時に、
子供の高い壁である為にも色々な人生経験をしていきたいなと思います。
とりあえず4ルート全て登頂を目標にしていきたいです!

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