ダンゴムシ・ワラジムシ飼育を始めた

ダンゴムシ飼育を始めたのは数ヶ月前、
そしてこの記事もその時期に途中まで書いたのですが、
あまりにもわからない事だらけ、
もしかしたら全滅するかもしれないし、
ちょっと様子を見てからの投稿しようという事で今です。


ダンゴムシといえば外で遊んでいると出会う
最も身近な生き物の1つではないでしょうか。
僕も幼少期はよく見つけては観察をしていましたが、
あまりにも身近すぎて飼うという概念がなかったくらいです。


虫は気持ち悪いという印象をもたれる中で、
ダンゴムシはむしろ可愛いと親しまれることも多く、
丸まるから可愛いのか?動きがゆっくりだからいいのか?
子供と一緒に捕まえたりする方も結構いますよね。




そんなダンゴムシたちを飼い始めたきっかけが、
オークションで何か面白い生き物はいないかなあと探していた時の事。
ふと目についた「ダルメシアンワラジムシ」という謎のワード。
ダルメシアン?ワラジムシ??どういうことだろう?と
思ったら白黒のダルメシアン柄のワラジムシでした。
これが結構綺麗で、しかも丈夫とか。


ワラジムシはダンゴムシに近いグループで、
ダンゴムシのように完全に丸くなれないかわりに動きがダンゴムシよりも早いやつです。


ワラジムシとダンゴムシを一括りにして
ワラダンなんて呼ばれたりもしているようです。
ワラダンワラダンって、
最初何を言ってるのかわからなかったです(笑)。


調べていくと
国内に生息している種類とその色変種だけでなく、
海外から輸入されたものまで
様々なダンゴムシが流通していることを知りました。



海外ダンゴムシはオシャレだなーと
思っていたら…




海外にもいるのかー!なんて
そんな当たり前なことも知らないようなレベルでしたが、
そもそもそこらへんでよく見られるダンゴムシは
オカダンゴムシという外来種なんだそう。
あんなにいっぱいいるのに
日本の生き物じゃなかったのか!!!


アメリカザリガニもそうですけど、
子供の頃から馴染みのある生き物が
実は外来種って結構衝撃ですよね。
むしろアメザリはアメリカと入っているので
なんとなく日本の生き物じゃないんだなと悟れますが、
オカダンゴムシは完全に日本の生き物だと思っていました。



まあそんなワラダン達をいくつか飼育してみました。
どこにでもいるし湿らせておけば簡単に飼えそう・・
なんてそんなナメくさったイメージ。
とりあえず基本っぽい飼い方を検索し
それっぽい感じで飼育してみる事にしました。




環境作り・・・というかほぼ土を飼うようなものなんですけど、
腐葉土や昆虫用マットなんかを
ブレンドして使っているよう。




これはつくったティラミス(載せたいだけ)







ホームセンターで購入した腐葉土




めっちゃ森の匂いがします。


爬虫類屋で購入したパインバーグの残り




有効かはわかりませんが、パインバーグが余っていたので一緒に入れてみました。
エサ用ワラジムシの床材で入っていたので
悪くはないんじゃないかなーという浅はかな考え、
特に深い意味はないです。




入れるケースはどうするかなーと思っていたんですが、
結構小さなケースでいけるようです。
むしろ広すぎるとオスメスが出会えず
繁殖が上手くいかないのだとか。不器用すぎる。
防御力に能力値を振ったが故なんですかね。


オススメされたクリアスライダーというケース




よく売っている昆虫ケースや、
オススメされたクリアスライダー、
透明のコンテナ、
タッパー、
菌糸ビンなど
色々使って比較してみることに。


わかんない時はとりあえずやってみる。





ざっくりこんな感じ





なんかそれっぽくなりました。
ここに樹皮やら落ち葉やらを拾ってきて入れます。



中に入れてる生体は今のところこんな感じ↓


ノーマルワラジムシ




ワラジムシ
Porcellio scaber
エサ用で購入したんですけど、
見向きもされず残ってしまったので
ついでに飼うことにしました。


ワラダン飼育のきっかけダルメシアンワラジ




クマワラジムシ(ダルメシアン)
Porcellio laevis
こいつを見た時にこんな綺麗なやついるんだなーと
一気に興味を持っていかれました。
この個体はまだ小さく色も黄色っぽくてイマイチですが、
成長とともにくっきりしてきました。


アルビノワラジ




クマワラジムシ(アルビノ)
Porcellio laevis


アルビノです。


みんな大好きモンテネグロダンゴムシ




モンテネグロ
Armadillidium montenegro
縁にオレンジのライン、
真ん中にはスポットが3つづつ入る美種!
それでいて丈夫とか最高ですね。
ワラジムシを見た後にダンゴムシを見ると
謎の安定感みたいなものがありますね。
どっしりしていて重量感があります。


アルビノダンゴムシ




オカダンゴムシ(T+アルビノ)
Armadillidium vulgare (albino)


目もしっかり赤いです。
こちらもオカダンゴムシなので
めっちゃ丈夫みたいです。


モンテネグロじゃないよ




ウォーレリーダンゴムシ
Armadillidium werneri
僕が何気に一番気に入っているのがコチラ。
モンテネグロにそっくりなんですが、
こいつは白いスポットが3つではなく5つ。
ほんの少し派手な感じがいいですね。


あとパークチョンってやつもいるんですが、
写真撮るのめんどくさいのでそのうち載せます。




さて、いろんなケースで飼い比べてみたら、
クリアスライダーをオススメされた意味がわかりました。


湿度管理が結構重要で、
ビチョビチョにすると溺れたり
調子を崩す原因になるんですが、
当然乾燥させすぎもNG。
土の一部だけ湿っているくらいの感じをキープしたいんですが、
これ虫かごでやるとすぐ乾燥しちゃうんですよね。
蓋のスリッドが大きいので通気性がよすぎてしまう。


こまめに霧吹きでもいいと思うのですが、
本体にかかってストレスになるリスクを考えると
一回の給水で長持ちさせた方がいいのかな?という風に僕は捉えています。


よくある虫かごのフタ。半分くらいラップで覆ったりしてもいいのかも。




クリアスライダーのフタの穴がちょうどいい




コンテナやタッパーに軽く穴を開けて飼育もしてみましたが、
こちらは2段にすると下段は潰されて通気が悪くなるのか、
粘菌みたいなものが発生してしまいました…。


真っ白で驚いた…




即リセットするかとも思ったのですが、、




子供がいる…
粘菌の絨毯、どんな景色なんだろう?



殖えているという事は環境的に悪くないのかな?という事で少し様子を見ることに。
上段のものは生えていないので、
おそらく下段の通気が問題だと思っています。


ダルメシアンワラジ
ちゃんとダルメシアン柄になってきた




とはいえどのケースでも殖えているので、
そんなにシビアにならなくてもいい感じもします。
手間も考えるとちょうどいい通気のものを
発見するのが飼育が効率良くなっていいですね。


餌は熱帯魚の餌でいいというので、
うちはひかりクレスト キャットに
水を含ませてから与えています。


あと食べるらしいので
落ち葉もたくさんいれておきました。


確かに食べられていた




餌がなくなると勝手に食ってるみたいです。
まわりにコロコロしたウンコが落ちてます。


ざっと飼育してみた感じ、
わかったことはこんなところです。
まだまだ初心者なので、
参考にする際は自己責任でお願いします…。
(飼育する以上当たり前だけど)。


今後も色々いじくりつつ、
じっくり観察していきたいです。


あと砂浜にいるハマダンゴムシってやつがいるそうなので、
そろそろ探しに行ってみたいなと思っています。




余談ですが、
ダンゴムシと並行して
タランチュラも飼いはじめたのですが、
タランチュラを飼ってるというと
「君らしいね」と言われるのですが、
ダンゴムシ飼ってます!というと
ガチでヤバいやつという反応をされます。


どうやら ダンゴムシ=子供が捕まえるもの、
というイメージがあるようです。
飼い始めて、いろんな人に言ってみて、
やっぱ一般人の反応ってわからないなーと思ったのが
一番の収穫でした(笑)。


そんな冷ややかな目を向けられたい方にも
オススメです(責任持って飼いましょう笑)。


ダンゴムシ飼育、思った以上に手間かからないし、
殖えてると地味に嬉しかったり、
犬や猫は大変だから嫌だけど
なんか生き物飼いたいなって高まってる人には
めっちゃ飼ってほしい生き物です。

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