秋のソデイカ釣り / 富山県 タルイカ




釣りハイシーズンの夏が終わり、
涼しくなってくると寂しいものがありますが、
秋が旬の釣りもあります。


個人的にとても思い出深いのが
日本海側でやるタルイカ(ソデイカ)という巨大イカ釣り。
僕は数年前から福井県で狙っていたのですがなかなか釣れず。。
どうやら年によって当たり年と外れ年があるようで、
当たり年の良い週に当たれば船中数百本なんてこともあるそうです。


それでも一緒に行って釣ってる友達も何人もいたので、
タイミングと運があれば全然釣れない!という事もないのがまた魅力的な釣りでもあります。


釣った友人。お見事!






始めた年から僕は明確な当たり年に当たれず、
それでも誘いまくった友達の内の3人に1人は釣るような感じ。
隣で釣られる中、なんで釣れないんだあああと発狂しつつもどうしても姿が見たくて片道600kmをひたすら通っていました。


この釣りは釣れる釣れない以前に出船できるか?というのもあります。
秋から冬にかけての日本海側での釣りになるため、
シーズン終盤になると北風が強くなる日が増えて
海が荒れてしまうことが多くなるんですよね。
予約していたのに前日に明日出船しません!なんて事も。


そんなこんな連敗記録を更新しまくる中、
(確かこの時既に10連敗w)
先輩から福井県ではなく富山県でやらないか?と
声をかけてもらえたので行ってみることにしました。


タルイカと言えば福井県のイメージが強かったのですが、
富山県でも遊漁船があるとの事。
しかも福井県は夜間の釣りがほとんどですが、
今回富山県では昼間に出船するとか。
えっ昼間でも釣れるの!?




釣り方は福井県と同じだろうということで、
僕は福井県式のジグで。
アニサキスのタルブリッドというものです。


タルブリッド




水深は100m前後。
しゃくりながらいる層を探っていきます。
フワッと竿を煽った後しばらくピタリと止め、
またフワッと煽っては止めを繰り返し
時々巻いたりしながら水深を変えてタナを探っていきます。


この時のメンバーは
なかなか良い人達が揃っていたので
のんびり喋りながらやっていると、
後ろでざざむしさんがヒット!さすが(笑)。
すかさず当たった水深を聞き、
そこに落とすと僕にもヒットしました。


この時期タルイカは2匹で行動する事が多いようで、
一説ではオスメスでは?とのこと。
メスが先にヒットすると続けて
追ってきているオスもかかるのだとか。
逆にオスが先にかかるとメスはそのままどこかに行ってしまうなんて話もあり、
世の中幸辛いなあと思わされますね・・・
本当かはわかりませんけど(笑)。


念願のタルイカ!




この年は謎に小型の個体が多く、
普段あまり釣れない1〜2kgくらいの個体が多かったそうです。
僕も1kgちょいの可愛い小タルイカでした。
それでもやっと釣れたのは本当に嬉しかったです。
もっと大きいのも見てみたかったので、
サイズアップを狙う為再びジグを海へ落とします。




その後も乗った人達の竿が次々と曲がっていき、
僕も去年までが嘘のようにかかってくれました。


続々と…




それでも小ぶりな個体ばかり、
そろそろ大きいのも欲しいな〜なんて
釣れた自分のイカを観察していると、
今回初船釣りの彼女にデカい個体がヒット!!


見る見るラインを出されていくので、
このままでは出し切られる…とチェンジする事に。
本当は本人に釣らせてあげたかったのですが、
貸したリールが右巻きで彼女が左利きというのと、
ほぼ釣りをした事がないのもあっての判断でした。


巻いても巻いても出て行くラインに焦りつつも楽しいやりとりが続き、
姿を現したタルイカは10kgクラス!
大型個体ほどランディングでよくバレると聞いていたので、
網に入るまでは気が気でなかったです(笑)。


デカい!!!






観察してみると、
名前の由来にもなった立派な袖もありました。


赤が眩しい




ソデイカのソデ




このソデはちゃんと広げないと
隠れてしまって見落としがちですが、
広げてみると結構長くてびっくりします。


ジュディオング




また、爆発的な推進力を作る漏斗も立派です。
ツッコミはブリと変わらないなんて言われたりもするそうで、確かにかなりの引きでした。
ブリは釣った事ないから比較できないのが残念ですが(笑)。


立派です




吸盤も大きい




何から何まで規格外な感じがいいですね。
釣ると白っぽくなってしまいますが、
体を触ると触ったところだけ赤くなります。
キープ前提なら真っ赤にした状態で写真を撮った方が綺麗に撮れますね〜。


赤くなってる部分と白い部分とか混ざっている状態






この時お世話になった船はコチラ
第二美丸さん(富山県)
気の良い船長さんだったので終始楽しく乗せていただきました!




ちなみにこの日は福井県でも爆釣だったそうで、
船中百本以上出たんだとか(笑)。
つまりこの日は当たりの日だったらしい…
との事で、福井県でいつもお世話になっていた
一美丸さんもリンクを張っておきます。
船長さんめっちゃいい人なのでオススメです!
一美丸さん…福井県)
いつか一美丸さんでも釣ってみたいな〜なんて
更なるサイズアップも含めて検討中。




それと雑誌にも写真を使っていただいたので、
もしよかったら手に取って見てもらえたら嬉しいです。
文は怪魚ハンター・小塚拓矢氏です、ありがたや・・
(僕は写真載せてもらっただけで書いてませんが…)


フィールダーvol.43


Amazonにもあります






スミを食うと物によっては落ちなくなるので服装も注意です(笑)。








一番大きな個体は忘年会で使うとの事で小塚さんに預け、
僕は2kgクラスのものをいただいてきました。
家で捌いて食べてみます。


後半へ…

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