人間失格したいのでバラムツとアブラソコムツを食べてみたらちゃんと失格した話

前回釣ったバラムツとアブラソコムツを食べていきます。





前編でも書いた通り、この魚たちには人間が消化吸収できない油脂であるワックスエステル(蝋)があるため、食べすぎると消化できなかった油が垂れてきてお漏らしする事になります。


遠征に一緒に行ったことのある人はご存知だと思いますが、僕はお腹がかなり弱い人間なので、少量でもすぐくるんじゃないかとおっかなびっくり。
でも折角だからお漏らし体験はしてみたい…けれどもオムツ履くのは逃げ!!!なんて挑戦です。意味不明の情緒不安定すぎ!

人間失格するか

やはりまず気になるのが、どのくらいの量を食べたらアウトなのか?ということ。
これは人によってもだいぶ違うようです。


よく聞くのは5切れまで。
5切れと言っても分厚く切った5切れなのか、フグみたいに薄く引いたものなのかわからないですよね。
Wikiで調べてみると流通している国では170g以上を摂取しない事を強く呼びかけているそう。それくらいを上限に自己責任で食ってくれという感じのようです。


左アブラソコムツ
右バラムツ




釣船から降りてすぐに7.8切れくらいを食べました。
漁港では重さを計ることができなかったので何gくらいかは不明でしたが、そこそこの厚みはあったと思います。


食べてみると味は噂通りかなり美味しい!
バラムツの方はブリに近く、アブラソコムツは更に脂マシマシ。
全くヤバそうな感じはなく、何も言われずに出されたらバクバクいってしまう美味しさでした!


美味しすぎるので帰ってから更に10切れほど。既にこれでダメな人も出てくると思うのですが(笑)、大体16時間後くらいから垂れてくるとの事で、ドキドキしながら翌日を待ちます。
いやーなんだかサンタを待った子供の頃を少し思い出しました。
しかし、翌日になっても全く気配がありません。
サンタこねーじゃん!!とガックリ。




このままでは体験できないんじゃないか!!?という事で更にいきます。



翌日には450gのブロックを2つほど。
つまり900gなので本来の5倍の量です。
最初のを入れて、おそらくこの段階で1kgくらいは食べたことになります。


こんな塊




しかし出ず!!!!なぜだ!肛門致死量はとっくに摂取しているハズなのに!
何やら野草を食べてる人たちは出にくいような話を聞いたのですが、最近お金がないのでキャベツ&もやし生活をしていたから食物繊維が効いているのかも?なんてちょっと思いました。全く根拠はないのですが(笑)。


1ヶ月くらい野菜食生活をして体を作ってからやってみたら更に耐性がつく…なんて事があったら面白いですね。
ヨーグルトなんかでやっても面白いんじゃ?なんて言うのも聞き、非常に興味深い!この辺の検証もどこかでやりたいですね〜。




そしてその翌日、トイレにいくと見慣れない油が浮いていました。


これが…ついに出たぞ…!!!と大興奮。
それでも社会人失格レベルではありません。
その夜に更に鍋で1/2ブロック、200gくらいの最後のアブラソコムツの塊を鍋へ投入!!食べました。



器の小さな鍋くんです。





一度冷凍するとブリっぽかった味がタラっぽくなります。
パサつくのでお刺身で食べるメリットはそんなにない感じ。あんまり美味しくなかった、と言ってる人達は一回冷凍してしまったのでは?なんて思いました。
美味しいバラムツ&アブラソコムツが食べたいのならお刺身が一番です。
なので今回お鍋へ!美味しくいただきました…。


そして翌日…でた!@社内

本当に意思とは関係なく、なんとなく違和感を感じて見てみると出ていました。
見た目はサラダ油みたいな感じ。全くう◯こという感じはありません。水分とは比重が違うからサラッと出てくるんですかね。


匂いも独特で機械油のような、なんとも鼻につく匂い。
どこで暴発するのかわからなかったので、トイレットペーパーを束にしたものをパンツにかましておいたのでパンツまで到達せず!
完全に失格にはならなかったのですが、それでもちょっとズレていたら…なんて思うとゾッとしますね(笑)。
ただう◯こではないのであまりやっちまった感はなかった気もしますが、会社でこの話をしたらアイツやべーぞ漏らしたらしいと話が広がったのでマジで会社で言うのはやめた方がいいです。社会的に死ぬ(死んだ)。便だけに弁解したい。


料理中に油を拭き取ったもの。出てきたのもまんまこんな感じ




それでも結局この一回のみでした。
どうやら僕はかなり耐性が強いようです。
体調とかにもよって変わったりするのでしょうか。


はい、前編でも書きましたが、いくつかの深海魚で発達してる油分。
バラムツとアブラソコムツは特別ワックスエステルを持っているので食べる量のリミットが極端に少ないんですが、
釣って実際に体型を見てみると、回遊して泳ぎ回る性質が強いだけにより多くの油分で浮力調整をする必要があったのではないかなーと思いました。
アブラボウズのように底でジッとしているタイプはワックスエステルほどの油を必要としないけれども、巨大な体を維持する関係上ある程度の油での浮力調整が必要になったのかな?などなど、そんな事を色々と考えるキッカケになりました。それでも食べすぎるとアウトみたいですが。


サメで言われるアンモニア臭くなりやすいのが遊泳力のある回遊系であるのと同じようにバラムツとアブラソコムツも同じ方向で進化したのかな?というのが今回なんとなく感じたところです。
サメでも底でジッとしている系のカスザメなんかはアンモニア臭くなりにくく、アブラボウズのグリセリドはそのニッチにいるのかなーなんて。
いうたら魚界の油の王様みたいなもんですよワックスエステル。それがしっかり消化されずに出てきた、という経験は個人的に非常に面白かったです。


正直食べてみるまではゲテモノ的な印象だったのですが、食べてみるとビックリするくらい美味しいし、なによりこのワックスエステルというのが興味深すぎる。そのうちまた挑戦して色々と体験していきたいです。
※試してみる際は自己責任でお願いします、社会的失敗も含めて。


頭を頑張って標本にしたい


乾かそうと思いベランダに出していますが、虫が寄り付かないし、表面に油が浮き出てコーティングされたような感じになっています。
果たして上手くできるのか…


おわり

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