埼玉県でトウキョウサンショウウオを探してきた / 埼玉県 トウキョウサンショウウオ

前回探したヒガシヒダサンショウウオに続き、
今回はトウキョウサンショウウオを探しに行ってきました。


ヒガシヒダサンショウウオが流れのある場所に生息している流水性サンショウウオなのに対し、このトウキョウサンショウウオはため池や湿地周辺にに生息している止水性サンショウウオ。
一口にサンショウウオと言っても両者生息している場所が全然違います。


名前にトウキョウと入りますが東京都以外にも生息していて、今回探しに行ったのは埼玉県です。
住んでいる県で見つけようという愛県精神溢れる行動です。できるだけ近いところで見たいんす!仕事終わりに行くの大変だから!

台風の爪痕が凄くて探すのに一苦労

去年2019年の大型台風19号の影響で、毎年観察しに行っているポイントへの道が土砂崩れの影響で通れなくなっていたり、崖崩れで池が丸々なくなっていたりとなかなか思うようにいかないトウキョウサンショウウオ観察2020。
なんとかポイント周辺まで行って30分歩いてポイント入ったら崖崩れで跡形もなくなっていたのには心折られましたねえ…。
なによりそのポイントにいた生き物達がどうなったのか心配です。当然立ち入り禁止でしたので確認はできませんでした。


ここのポイントは落ち着いたらまた観察しに行くとして、ならば新規開拓を!!と良さげな場所をピックアップし、別日に再び仕事終わりに車を走らせます。
サンショウウオの種類にもよりますが、このトウキョウサンショウウオは春が産卵時期なので産卵に出てきた個体を観察するのが効率的です。
他のサンショウウオも含め産卵時期は大忙し!特にこの時期は連日色々なサンショウウオを探し回ることになるので、寝不足の日々、体力の限界との勝負です。


このサンショウウオの仲間、生息範囲が非常に狭く、ポイントを見つけるまでは非常に大変です。基本的に産卵時期以外は隠れていて出てこないことが殆どなので、いるポイントなのかいないポイントなのかどうかの判断がつかないんですよね。


逆に言えば一度いる場所を見つけてしまえば毎年同じくらいの時期に出てくるので意外にもイージー。
つまり、こういった特徴を全く知らない人がベラベラとポイントを言いふらしてしまうと乱獲者の耳に入り根こそぎ持っていかれたりします。
例年この時期になるとオークションに卵塊や成体が売られており、その生息地の狭さ理解してる??とゾッとします。本気を出せばそのポイントの個体全て取り尽くす事も可能かもしれません。
そんな関係もあり、僕は出来る限り夜間、人に遭遇しない時間帯に探しに行くようにしています。基本的に僕の撮るサンショウウオの写真が暗いことが多いのはそのせいです。


同じような生き物好きであれば、生き物によって扱いを変えてくれると思うのですが、さすがにオークションで売り捌くような人に情報が行くのは避けたい。
それでも夜間なら100%大丈夫というわけではないので、気をつけねばなりませんね。
不用意にポイントが分かる写真やコメントは控えるべきと自分は考えています。


それとこの乱獲者にお金が入るようになると延々続けられる事になってしまうので、生息範囲が非常に狭いと言うことを理解して買う側も国産サンショウウオを購入するのはやめたほうがいいと思っています。
サンショウウオは高温にも弱く、夏場の管理は大変。飼育自体の難易度も高く、二束三文で小遣い稼ぎに使われるような生き物ではないです。
買う人がいるから売る人が続けられてしまう。こんな状況が変わっていくといいのですが。。
年数回、元気かな?と生息地に覗きに行くくらいの距離感が僕はちょうどいいのではないかな、と思っています。

そしてポイントに到着

さて話が逸れましたが、良さそうな湿地を見つけたので突撃し、良さげな場所があったのでちょっと覗き込みます。すると…











あったーーー!!たくさんの卵塊がありました!
これはテンションが上がります。
これだけの卵塊があるということはそれなりの個体数が生息していそうです。


別ポイントの卵塊ですがわかりやすいので貼っておきます


このバナナのような形をしているのがトウキョウサンショウウオの卵塊の特徴でもあります(トウキョウサンショウウオ以外にもバナナ型の卵塊を産むサンショウウオはいますが)。神秘的ですよね〜。
もしかしたら成体も出てきているかもしれないな、と周辺も散策。















すると、いたーーーーーー!!!!
やはり何度見つけても嬉しいものですね!
ちょこんといるのですが特別感が半端ないです!



この個体はやたらと大人しくてたくさん撮らせてくれました。
なかなか見つけるのに苦労するサンショウウオ達ですが、見つけた時の感動はひとしお。
ひっそりと生息している感じがたまりませんね。
これがシーズンが終わるとパタリといなくなってしまうのがまた燃えるポイントでもあります(笑)。


未だあちこち台風の爪痕が残り新規ポイント開拓は骨が折れますが、数撃てば当たると信じてちょっとずつ開拓していこうと思います。この時期は本当に睡眠不足で血を吐きながらやってます(笑)。


ちなみにこのトウキョウサンショウウオ、2020年現在「特定第2種国内希少野生動植物種」に指定されてており売買が禁止となっています。
間違えて買ってしまう事のないよう気をつけけましょう。
上に書いた通り、サンショウウオの仲間は生息範囲が非常に狭い生き物達ですので、今後もトウキョウサンショウウオ以外のサンショウウオも慎重に扱われる事を願っております。


おわり

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