雨も強かったですが宮之浦岳へ
日本百名山に数えられている山です。
ハードコースで有名ですが、淀川登山口からなら日帰り登山も可能と聞いたので挑戦。
行きに体力を使い切らないように足をしっかり残して進みます。
それと同時に、今回のメインでもあるヤクシマタゴガエルを探します。
名前の通りここ屋久島にしか生息していないカエルです。
とはいえ、本州にいるタゴガエルと並べられて違いわかる…?というレベルではあるのですが(笑)。
ロングコースなので暗いうちからスタート
登山口からしばらく歩いていくと、何やら足元で跳ねている……と思ったらいた!!!
え、こんな簡単に見れると思っていなかったので拍子抜け(笑)。
詳しい友人にも確認してもらい、ヤクシマタゴガエルだそう。やったー!
雨の影響もあったのか、あちこち出てきていました。
本州から屋久島というと旅費もそれなりに値段もするので迷いましたが、来た甲斐がありました…。
それからずきゅーんと登って行き、途中の湿地帯でコウセンゴケを発見…。いい植物や…。
そして昼前には登頂。
雨が凄すぎましたが…(笑)。
ここから更に奥の縄文杉へ向かいます。
雨のせいで足元がぬかるみだらけなので慎重に歩を進めます。
気を抜くと滑る場所も多々。
道中では別のカエルも見れました。
やたらと巨大感のあるヒキガエル。
こんなに大きくなる!?!?と違和感でしたが、以前は屋久島のヒキガエルは別の亜種とされていた事もあったそう。確かに別亜種にしたくなるくらい大きかったです。
現在ではニホンヒキガエルと同亜種という扱いだそうです。
ここはジブリのもののけ姫のモデルになったそうで、雰囲気は抜群でしたね〜。
元々雨の多い島とは言え、結構強い雨が続いていたのでそれだけが残念でしたが…まあこれはこれで乙ですかね(無理なポジティブ)。
そんなこんな長いこと歩いて行くとようやく縄文杉の看板が。
普通は別のルートから縄文杉へ行くのが一般的で、宮之浦岳を越えてわざわざ行くことは殆どないような気がします(笑)。
そしてそして…ついに縄文杉!!!
想像以上に大きく、これまた雰囲気抜群でした。
今年は高山植物を求めてあちこちの山に登りましたが、この縄文杉の迫力と達成感はちょっと別物。
言葉では表現できない圧倒さがありました。これは一度見た方がいいと思います。かっこいい!
雨に打たれつつもしばらくぼーっと見てしまいました。
あんまり遅くなると戻る前に暗くなってしまうので、名残惜しいですが縄文杉を後に。
ブログに動画を載せられませんが、シトシトと雨の音を共に見る縄文杉が非常に良かったです。
帰りは帰りで小さなヒキガエルも見れたりと充実の山行となりました〜。
まさか自分が屋久島、それも宮之浦岳や縄文杉を見に来ることになるとは…ほんの数年前では考えられませんでした。
滞在中、悪天候が続き行くかどうするかずっと悩んでいましたが、終わってみたら行って良かったなと思います。
また、あちこち離島にいきましたが、屋久島ほど淡水が溢れている離島を見たことがなく結構感動するものがありました。
コロナもあってなかなか動きにくい年でしたが、感染の減ったタイミングで訪れる事ができてよかったです。
おわり