コウライオヤニラミ(外来種) / 宮崎県

国内に在来生息しているオヤニラミとはまた違う、韓国原産の大型オヤニラミ、コウライオヤニラミが宮崎県で増えているらしい。
昔雑誌に載っているのを少し見た程度で、あまり印象の強い魚ではなかったですが、年末年始に宮崎県に用があったのでついでに探してきました。
どうせなら見てみたいですもんね。

意外にもあっさりと釣れた

岩場にいるという話を聞いていたので、そんな感じの川を探してウロウロ。


攻めやすいポイントはないかなと軽く下見をしてみると、駆け上がりになっている部分が石でゴツゴツしているポイントを発見。
なんとなくイメージしていたところと合致、さっそく竿を出してみることに。


とはいえ、この時はまだ1月。
水に手をやればまだ冷たく、淡水魚の活性は低そう…。
とりあえず試しにスプーンで探るも無反応。
ちょっと巻いてくるのが早すぎるかな?とスピナーに変えてしっかり底まで落としてからスローに駆け上がりを攻めると魚がヒット!


何やら見慣れない渋い色の魚が…。







おお!でっか!!!!
本命のコウライオヤニラミだ!


ざっくりと画像検索で見た程度だったので、国内のオヤニラミと見分けがつかなかったりするのかな?なんて思っていましたが、全然大きさが違いました。


以前捕まえた国内オヤニラミ(広島県)






今回の外来種コウライオヤニラミ




在来のオヤニラミと比較しても見間違えないくらいの大きさ、ヒレに入るスポット柄、渋い体色でした。


オヤニラミ(広島県)






外来種コウライオヤニラミ




顔つきも全然違いますね。


その後、数投するとニゴイも追いかけてきましたが、やはり活性が低いのかやる気なさそうに途中で引き返してしまいました。



逃しちゃダメよ本当に

さて、魚自体は素晴らしかったものの、やはり元々生息していなかった生き物がいると言うことは誰かが逃したという事。
陸棲みの生き物と違って、魚に関しては自力で水槽から這い出て川まで移動することは考えにくいですよね。


こうした行為は自然界に対して悪影響であるだけでなく、事例が増えれば飼育禁止種を増やす事にも繋がります。
また、コウライオヤニラミが多くいる河川は他の河川に比べてエビやハゼなどが極端に少ないなんていう情報も。
何万年もかけて形成された自然のバランスというのは崩れはじめると脆いもの。
絶対に自然に放すのはやめましょうね。


ちなみに、リリースするのもアレだな、と持ち帰って食べてみました。
というかオヤニラミを食べてみたいけれど、ちょっと小さすぎるなと思っていたのでコウライオヤニラミくらいの大きさなら食べ応えもありそう!という感じです。


塩焼きが一番シンプルに味が分かるかなという事でやってみましたが…ううむ、この個体の問題なのか、僕のやり方が悪かったのか、意外と生臭く淡水魚らしい臭みみたいなものが強かったです。
時期や時間の関係で数匹しか持ち帰れませんでしたが、なんかもっと適した食べ方があるような気がするので、もし次回行くような事があればもう少し時間を割いて色々やれるくらい持ち帰ってみたいです。


タックルデータ
ロッド:dearmonster MX-6+/monsterkiss
リール:レアニウム2500/SHIMANO
ルアー:中古で150円くらいだったスピナー、スプーン


おわり

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